ポール・マッカートニー OUT THERE JAPAN TOUR

京セラドーム大阪 2013.11.12
もしかしたらポールの年齢的なことも考えるとこれが日本では最後のツアーかもしれない。
生きてるビートルズの声を生で聞ける機会はもうないかもしれない。
私はまだ一度も聞いたことがない。これが最初で最後かも…
ということで、大阪2日目の12日に行って来ました!
JR大正駅から、おじさま、おばさまの列に混じって京セラドームを目指します。
開演1時間前。まだ空席が目立つ。
私の席はスタンド1塁下段(S席)
全体を見渡せてなかなか良い席。遮るものは何もない。
席も大方埋まり、左右のスクリーンに映像が流れ始めいよいよ開演間近という
雰囲気になってきた。
ついに始まった!ビートルズのナンバー Eight Days A Week で幕開け。
ポールは遠目に見てると、とても71歳とは思えない!顔以外は(笑)。
この日の服装は、グレーの細身のパンツに黒いブーツ、白いシャツ。
足が長いなあ!スラっとしてるな~。
曲ごとにギターを取り替え、ピアノも弾き、MCは英語と大阪弁で
やってくれました。英語は同時通訳でスクリーンに字幕が出ました。
大阪弁は視線を下に落として(おそらくカンぺを見ながら)
「おおきに~」「まいど」「大阪めっちゃ好きやねん」など他にも色々話してました。
ビートルズ、WINGS、ソロ、そしてニューアルバムの曲を織り交ぜながら
次から次へと休むことなくパワフルなステージが続きます。
ポールも元気で凄いんだけど、とにかくバックの演奏が上手くて音が良い!
あと両サイドとステージ後ろスクリーンの映像と照明が曲ごとに全て違って
一曲一曲テーマに沿った映像が流れる。途中でボンボン炎も上がってました。
このクラスになると、ツアーチーム(バンドや音響、照明などのスタッフ)
の技術が凄い。ポールも最後にバンドやスタッフへの謝意を述べてました。
個人的に特に良かったのは、「ジョージのために」と歌ったSomething。
最初はポールのウクレレ演奏で、途中盛り上がるところから
バックのバンド演奏も加わって、この時ちょっと鳥肌がたちました。
それからサージェント・ペパーズのLovely Rita と、Mr.Kite。
あの実験に実験を重ねて作られた、ライブでやるのが難しい曲を
こんな迫力ある演奏で、しかもコピーバンドではなくビートルズ本人の
演奏で聞けるなんて!何だか不思議な気分になりましたよ。
やはり、ライブをやめてから作られた曲にグッとくるものがありました。
後半は、お馴染みのビートルズナンバーがいっぱいで
ポールにのせられ、会場も一緒に歌って大盛り上がり。
最後から2番目のHealter Skelter は圧巻!ポールほんま元気やなあ!
ラストはGolden Slumbers ~のメドレー。近頃は、ABBY ROADが
好きなので嬉しかったなあ。あ~、でも終わってしまう。。。
まだまだ書き足りないけれど、まだこれから福岡、東京公演が
あるのでここらへんでやめておきます。
私がビートルズを好きなのは、そりゃ楽曲が良いというのが一番だけど、
その他の理由の一つにこういうのがあります。
それは、凄いことやってるのに、本人たちはいたって飄々としているところ。
いつも フンフンフ~ンって感じで、すっとぼけていてユーモラスなところ
今回のポールの公演を観て、全くその通りの印象だったなあと思いました。
曲を聴いたり、写真を見たりしてずっと感じていたイメージそのものでした。
すごいことやってるのに、全然気取ったところがなく、
楽しげでユーモラスで、最初から最後までいたって飄々と自然体でした。
みんなのために、みんなに楽しんでもらいたい
そんなポールの愛がいっぱい詰まったライブだったと思います。
「また会いましょう」 と去っていきました。


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1. 無題
いいっすねえ~
ポールかっこいい!